ミネックス株式会社TOP >> 【FAQ】よくある質問とその答え
よくある質問とその答え
- ケイカルは米づくりになぜ必要なのですか?
- 米の消費が低迷するなかで、売れる米づくりのカギは、おいしくて、質のそろった米を栽培することです。特に、みのりをよくして、米のタンパク質をおさえることが、おいしい米づくりの大切な技術になります。
お米の中のタンパク質を低くおさえるには、窒素を適正に施用するばかりではなく、けい酸を吸収させることが必要です。したがって、良食味米高収量生産のためには、ケイカルが不可欠です。
- ケイカルは水稲にどんな効果がありますか?
- 水稲に対するケイカルの役割・効果はいろいろありますが、その主なものを要約しますと次のようになります。
- 吸収したケイ酸により、けい化細胞が増えてイネ体(表皮や維管束といった組織)が丈夫になりますので、病虫害抵抗性や耐倒伏性の向上が期待できます。
- ケイ酸のはたらきにより茎葉が直立し、受光態勢が良くなるとともに、根の活力が高まるので、登熟や米品質の向上が期待できます。
- けい化細胞の増加はムダな水分の蒸散を抑えますので、高温の年には葉身の老化を軽減する効果が期待できます。
- アルカリ性なので土壌pHの矯正効果があります。
- 必須元素の苦土や石灰等を副成分として含んでいるので、作物を健全に育てるのに役立つとともに、土壌の塩基バランスの改良に役立ちます。
- ケイカルは散布量が多く、労力的にも時間的にも散布に手間がかかりますが、何かよい方法はありませんか?
- ケイカルの重要性や必要性は知っていても、多くの時間と労力を要することや、農作業の従事者が高齢者や婦人にたよることが多くなったため、散布を省略しがちです。
そこで注目されているのが集団による組織的な機械散布です。機械散布はJAが推進母体となり、営農集団や請負組織の理解と協力を得ながら組織的にまた計画的に進めなければなりません。
JAでは、その地域の土壌診断や施肥基準をもとに、散布肥料の種類、散布量を普及センター・市町村などの関係機関、関係団体とも相談してきめます。そのうえで散布組織、散布・作業料金、輸送方法、包装形態、散布時期などを各関係者と緊密な連絡をとりながら検討し、もっとも合理的で経済的な方法を決定してください。
- 混合りん肥について教えて下さい。
- 健康な土づくりとは、作物の生産性(収量、品質、食味など)を高めるために、調和のとれた土をつくることです。そのためには圃場の土がどうなっているのか、土壌診断によって実態をつかみ、その結果にもとづいて「土づくり肥料」を選び、施用量を決めることが必要です。
土づくり肥料にはいろいろなものがありますが、施肥の省力化のための2種類以上の土づくり肥料を混合したものがあります。混合りん肥であれば二度まきの手間が省けて便利です。
- 腐熟促進肥料について教えて下さい。
- 腐熟促進肥料は窒素、けい酸、石灰、苦土等の成分がバランスよく含まれているため、微生物の働きを盛んにし、稲わら、麦稈類等の腐熟を促進する効果があります。
コンバインによる収穫後早めに施用し、生わらと一緒にすき込みしてください。
- シリカルについて教えて下さい。
- シリカルは速効と緩効、2種類のけい酸をあわせもち、稲の生育初期から後期までけい酸を吸収 させる特徴 があり、初期病虫害を軽減し、発根力を高め、さらに中期以降のいもち病や倒伏を 軽減すること により登熟の向上に役立ち、環境保全型米づくりを目指す機能的肥料です。
シリカルに含まれる速効性けい酸は、初期から水に溶け出すため、けい酸の供給時期が早まって稲の早期けい酸吸収が高まります。
- てんろ石灰はアブラナ科野菜の根こぶ病対策に効果があると聞きましたが、てんろ石灰は農薬ですか?
- てんろ石灰は農薬ではありません。てんろ石灰はケイ酸カルシウムを主成分とし、マグネシウム、リン酸の他に鉄、マンガン、ホウ素などの微量要素を含有しています。ホウ素やマンガンを含有しているため、根こぶ病対策として多量に施用して土壌のpHを上げても、作物に微量要素欠乏症をおこしにくい特長があります。
詳しくはこちらを
- てんろ石灰の融雪効果について教えて下さい。
- 10日〜15日の融雪促進効果があり、春耕を早めて農業生産の向上に役立ちます。融雪促進効果とともに土壌改良と微量要素の補給が同時にでき、散布労力の軽減となります。雪の上に散布しても成分の流乏がなく、消雪後の肥料効果が期待でき経済的な融雪促進資材です。鉄分が多量に含まれており、色が黒くて重く、太陽熱の吸収がよく融雪効果はバツグンです。